予防歯科

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当院では「健康なお口で一生笑顔でいる事」を目標としています。
「痛くなったから歯医者さんへ」では生涯に渡ってお口の健康を守ることはできません。一度むし歯になって削ってしまうと、歯が弱くなるので、今までと同じ生活習慣を送っているとむし歯が再発するリスクが高くなります。むし歯や歯周病にならない方法が分かっています。まずはあなたのリスクを知ることで一人一人に合った予防法を提案できます。
そのため当院では初診時に1時間しっかり時間をかけて検査やヒアリングを行います。病気を治すための歯医者ではなく、病気にならないための歯医者。予防こそ最高の医療です。「痛くなったら歯医者へ」ではなく「痛くなる前に歯医者へ」。

年代別予防プログラム

どの年代でも行うべきこと

どの年代の方でも「リスク検査」「予防プログラムの立案」「治療」「評価」「メインテナンス」の5つの循環がお口の健康を守るためには重要となります。従来のような「治療だけ」の場当たり的な処置ではお口の健康を守ることはできません。

0才~幼稚園

この年代で取り組むべきことは「むし歯の感染予防」「食育」「歯並び」などになります。

「感染予防」
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には「むし歯菌」はいません。家族からのスキンシップ(キス・食べ物の口移し・食具を介してなど)でお子様に」むし歯菌」が感染します。感染しやすい時期は生後19か月から31か月と言われています。この時期にむし歯菌の感染を防ぐことで3歳以降はむし歯菌に感染しにくくなり、成長してもむし歯のできにくい環境が整います。

「食育」
授乳の仕方や離乳食の選び方、与え方は「顎の成長」や「お口の周りの筋肉の成長」にとても重要になってきます。また、ヒトの口は「食べる」ことに加えて「呼吸」や「発声」の機能も担っています。正しいお口の成長は全身の成長にもつながります。食育を学び実践することでお子さんの健やかな成長をサポートします。

「歯並び」
歯並びが悪くなる原因は遺伝的要素もありますが、多くは環境要素であります。舌・唇・頬の筋肉などの口腔周囲筋の筋力低下や姿勢不良などによる悪習癖が主な原因です。

小学生

この年代は「ご自宅でのセルフケア」「食育」「歯並び」などがポイントになります・
この年代になると、ある程度自分で考え行動できる時期ですので、お家での歯みがきやや食事管理など自分で管理できるようなり、「自立する」ことが重要になってきます。また歯並びやかみ合わせが悪い場合は成人になってからの歯周病のリスクが高くなりますので、この時期から矯正治療を行うことも重要になってきます。

中学生~高校生

この年代は、「歯並び」「歯周病予防」がポイントになっていきます。
ほとんどの子の場合中学生のうちにすべての歯が大人の歯(永久歯)に生え変わるため、今後は歯周病への予防がポイントとなってきます。
また、この時期は部活や勉強で生活習慣が大きく変化します。お家でのセルフケアが難しくなる時期なので歯科医院での定期的な受診が重要です。

大学生~成人

この年代は、「むし歯予防」と「歯周病予防」がメインとなります。
また、妊婦さんや小さいお子さんをお持ちの方には、お子さんの健やかな成長を促すための情報提供を行います。

中高年

お口の健康状態が良い方は成人の方と同じ取り組みになりますが、お口の健康状態が良くない方には、その改善を行います。
特に高齢者の場合は「ご自身で食事ができる」ことがとても重要になりますので、入れ歯の調整、かみ合わせの調整、歯周病やむし歯の治療などが必要になってきます。